読書感想文という宿題は小学生の私にとって難敵だった。
そんな私が芥川賞作品を手に取る日がくるなんて、、、
読書の秋をしてみた理由を簡単に。
私の現在の職場は日常生活支援総合事業という括りの、いわゆる介護予防の分野。
介護予防&健康増進を謳ってるんだけど、予防の一環として月に1回市民向けに無料セミナーを開催している。
そこで10月に特別企画として旦那氏の幼馴染みかつ娘氏の先生でもある、寺西先生をお招きすることになった。
教養講座として「令和に読みたい大人の文学」というテーマで話してもらう予定(今週末開催のため写真がない!!)。
何度かのやり取りの中でもすごく面白くて一部抜粋(開催前だけど!!)。
小説クイズ!!
別れた男には( )の名を一つは教えておきなさい。
文学って重たく考えて近寄り難かったけど、このクイズでほぉ〜と読んでみたくなった。
答えは”花”です。
「花は毎年必ず咲きます」前文に続く一節。
セミナーの中に今年の芥川賞の話も出る予定なので予習してみました。
本の感想を書くことっていうのは20年経った今でも得意ではない。
が、少し思ったことを。
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この本の著者は重度の障がいを持った方。
主人公も重度障がい者。
お金がない健常者。
お金を持っている障がい者。
「障がい者」と括っても、歩ける人もいれば、自分でご飯を食べられない人もいる。
隣の芝は青いし、悩みの方向性は人それぞれ違う。
いかに自分の芝にフォーカスを当て、手入れできるか、なんて思うけどなかなかできない。
自分は“健常者”ではあるけれど隣の芝の青さをうらやましがるし、無いものを悔やむ。
でもたくさんの患者さんや利用者さんから学んだ。
片麻痺でも立派に野菜は作れるし、外出ができなくても自宅に先生を呼んで習い事ができる。
障がいであれ個性として捉え、前向きに生きてる人がたくさんいる。
生活をいかに拡げられるか。
結果、感想じゃなくて、普段からボスが言っていることに行き着いた。
思った以上にさらっと読めるのに、深く考える本だった。芥川賞を読んでリハビリテーションについて考えた。
人と関わる仕事をしてる人はぜひ読んでほしい一冊。
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先日第39回東海北陸理学療法学術大会というところに発表とスタッフで参加してきた。
公衆衛生をテーマにしていたけど、ブロック大会だからこそ幅広い分野の話が聞けた。
人工呼吸器をつけながらの歩行。
自分の分野と離れすぎて普段なら聞かないだろうテーマもスタッフだから聞けた。
発表はポスターで60分フリーディスカッション。
「生活支援」という分野は興味のあるPTは少ないんだな〜と思いながら、ポスターの見せ方が興味を引いてないなと反省。
アカデミックな場というのは改めてまだまだ慣れてないけど、ちゃんと定期的にこの空気を吸おうと思った。
結論。
やっぱりリハビリテーション好きだわ〜。
子供参加OKだったから母のポスターの前で
回数を重ねても言葉の紡ぎ方が成長せずただの日記になっているけど、とりあえず続けてみよう。
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ちなみに昔の体育の日である本日は相方さんとの記念日です。
仕事を頑張れるのもこの人たちのおかげです。
そして本日、先月オススメした佐久間さんのオールナイトニッポン0で生収録があったサンボマスターの“笑っておくれ”のMVが解禁されました!!
ぜひ聴いてほしい!!